2018年12月12日水曜日

いなせなマルシェ

最近の百貨店は、紳士コーナーが面白くない!!と感じているのは
私だけでしょうか?
手作り感のある作品や、男臭いこだわりの逸品等を
見る機会が少なくなってきました。
また、、、、
「メンズのアイテムってシンプルでカッコいいから女性用に作ってほしい」
「最近女性の洋服もメンズっぽいので、あえてメンズの物を使ってます。」
「メンズのアイテムの方が、使い勝手が良い」
「ポップでガーリーなデザインは私のスタイルに合わない、、」
といった女性の意見が増えて来ているのを耳にします。

そこでっ!!!
12月12日〜31日まで
上野店は、メンズアイテム一色になります。
作家さんお二人の力も借りながら、「いなせなマルシェ」というタイトルで
展開致します

《出展作家紹介》

【作家名】  ROOM No.6

【種類】   迷彩バック

【アトリエ場所】

135-0031東京都江東区佐賀1-12-3
隅田川のほとり。清澄白河、門前仲町のはずれの静かな場所です。

【作品詳細】
主に1940〜80年代の米軍払い下げ品を解体、再構築してバッグや小物を作っています。ヴィンテージミリタリー生地の古き良き雰囲気をそのままにレストア、カスタムし、新しい製品を作っています。
こだわり
「local made military surplus」をコンセプトに、軍からの放出品やワークウエアーなどを解体し、デザイナーの手で再構築してバッグや小物を仕立てております。

 ”local made"とは軍から支給される正規品ではなくいわゆる民生品の事です。兵士たちが戦地のテーラーに物資を持ち込み、使いやすいようにカスタムしたり新たな物に再構築してもらった物などを指します。 より機能的に作られていたり兵士の個性や遊び心が伺えたり、正規品には無い魅力が詰まっています。
Room No.6はそんな戦地のテーラーの視点で作品を作っています。
できるだけリメイク感を感じさせない自然な雰囲気、そしてストーリー性のあるものづくりを心がけ一点一点丁寧に手作りしています。



【作家名】  m.ripple

【種類】   革製品

【アトリエ場所】
 東上野

【作品詳細】
m.rippleは5年・10年と、使う程に美しく、
また力強く育っていくバッグや財布・小物を
展開しているレザーブランドです。
今回は馬革の鞄や大島紬の染色技法を用いた
「泥染め革」を使用した小物など、
他には無い魅力的な商品を取り揃えております!













2018年12月7日金曜日

靴アッパーの修理

こんにちは。
今回は靴の修理についてお話しします。

靴、特に革靴は、製法にもよりますが、靴底を交換したり、減った部分を補修することで末長く履き続けることができます。
しかし、靴底はある程度壊れても修理できますが、靴のアッパー(甲革ともいいます。底より上の部分全体を指します)にトラブルがあった場合、修繕が不可能であることも多いのです。

修繕不可の代表格は、亀裂です。




例えばこんな感じの壊れ方です。
歩行による負担の大きい屈曲部のシワは、乾燥したままお手入れしないでいると、やがて亀裂に変わってしまう宿命です。
写真の革のように、表面がピカピカに仕上げられていて、お手入れの養分が入りにくい革も注意が必要です。

この件に限っては、直せません、と言いつつ……



このようになりました。
厳密には直っていないのですが、ご依頼主の強いご希望により、とりあえず履ける状態にしたものです。
元どおりにすることはできないので、なるべく違和感のない革を貼り付ける方法を選びました。やっていることは工作みたいなものなのですが、それなりの見栄えを考えると、これが意外と難しいのです。

少し長くなりそうなので、続きはまた次回!
なんとなくお楽しみに!
(石川)

靴アッパーの修理<第2話>

こんにちは。
今回も、前回に引き続き靴のアッパーの修理に関してお話しします。

前回は、革のひび割れを糊付けでなんとか履けるようにしたものでしたが、アッパーで多いものの一つに、縫製部分の剥がれがあります。





多いのは、よく曲がる場所や、擦れる場所です。
この靴の場合、トウ(つまさき)のキャップ縫製部分が、ちょうど屈曲部分にもなっていて、壊れやすかったようですね。
画像では、すでに修理用の糸を通してあります。



違う靴の画像ですが、こちらもつま先部分のよく擦れる場所の糸が磨耗して、革が剥がれてしまっていました。

直し方は単純です。
画像にあるように、縫製し直せば良いのです。ただし、靴の内部が狭すぎてミシンがけすることはできないので、手縫いでの作業になります。
外から針を通し、次に中から同じ穴に針を通し……の繰り返しです。

難しいのが、外から針を入れた穴と同じ場所を目がけて、靴の内部から外に向かって針を通すことです。つま先の部分ともなると、内視鏡でもない限り内側からの穴は見えないので、文字通り手探りの、ある程度神経を使う仕事になります。






無事に縫い終わりました!
これでまた、しばらくは履き慣れた靴を使うことができますね。

修理に関しては、語っても語りつくせないほどネタがありますので、また小出しに色々掲載していこうと思います。

できるかできないか、実際に挑戦してみないとわからないものもたくさんありますが、愛用していたのに捨てようか迷っているものなどありましたら、是非お気軽にご相談ください。

(石川)

2018年11月29日木曜日

冬の新作婦人靴


新しいデザインの靴が出来上がりました。
小梅ちゃんの様な、真っ赤な革で作ってみました。
この靴の名前は、【円=まどか】です。
爪先の切り返しは、トラディショナルなデザインで
日本の靴業界では、一文字というデザインです。
紳士靴には、よく使われているデザインです。
女性でも履ける、紳士靴のようなデザインに仕上がりました。

2018年11月25日日曜日

以前作ったオーダー靴のご紹介

今回お作りした特注品は、すごくおしゃれな女性のお客様。
マニッシュなスタイルで履きたい靴を作ってほしいという事でした。
しかし、足には親指の所に悩みが、、、
履いていて、痛くなるのがとても辛いとの事
これは職人冥利に尽きる仕事です。
木型からお客様に合わせて作り
見た目はスタイリッシュですが
靴の内部には、足の裏をサポートする中敷きを挿入しております。
また、デザインはコインローファーの様な
ゴム式のスリッポン靴
これで、快適にご使用いただけると思います♪ by作り手より



ランドセルのリメイク

こんにちは。

誰でも、思い出の品というのは手放しにくいものですよね。
今回は、そんな思い出の品、「小学校のランドセル」をリメイクしたお話です。

ご相談は、お母様から寄せられました。
6年間、子供と一緒に成長をしてきたかのような、あるいは親御さんと一緒に、子供を見守ってきたかのようなランドセルは、捨てるに捨てられない思い出の品なのでしょう。

オーダーは、「子供がこれから先も使っていけるような品物」に生まれ変わらせることでした。


◆まず解体

かぶせの部分が合皮製のランドセルでしたが、解体してみると、6年もの間、雨にも風にも時には椅子代わりにされたりしても負けず壊れず使い尽くされることを想定して作られているだけあって、かなりの堅牢性を誇る素材でした。

また、このランドセルには目立つ傷がほんの数箇所しかなく、椅子代わりどころではなく、とても丁寧に扱われていたことがうかがわれました。















◆裁断

今回は小物を3点作るので、素材の面積に比べてパーツの数が多いのです。
歩止まりをパズルのように考えて素材を裁断しましたが、どうしても取れない部分については、雰囲気の合う牛革で補いました。
















◆縫製とコバ処理など色々して完成

通学用のパスケース、500円玉の入るキーホルダー、キーケースの3点の完成です。
画像ではわかりませんが、わざと傷のある部分を使用して、6年間の思い出が、持ち主をこれからも支えてくれるように、演出を加えました。

お母様のアイデア。500円玉が入れられます。































◆雑感

ランドセル用の合皮の耐久性には驚かされました。持ち主とともに6年間の艱難辛苦邪智暴虐(いやいや)の数々を乗り越えてもなお、新品のような作業性、そして外観。
古いカバンだと、内袋が合皮でボロボロになったりするのをよく修理しますが、そんな気配は微塵もありませんでした。
これからも、今までの6年間と変わらず、いつもそばで持ち主の成長を見守っていってほしいのものですね。


◆リメイク、修理のご相談などお気軽にどうぞ

捨てられなくて困っているものや、しまいこんだままのカバンや靴など、もしかしたら生まれ変わるかもしれません。
ご相談は、お気軽にどうぞ。ご予算に合わせたご提案もがんばります。

(石川)

かばんの染め直し(手染め)

革は、生のままの状態(皮)から、なめしを経て仕上げに至る(革になります)製造工程で、何度も着色をしています。その方法も、染料で芯から染色したり、表面にスプレーして好みの色に仕上げたりと色々です。
その革が、かばんや靴になって、使用されて月日を経るうちに、摩耗して表面の色が落ちてしまうことがあります。


















使用されている材料にもよりますが、この落ちた色を補色し、染め直すことも可能です。
今回は、皮革用染料による手染めで染め直しをしたお話です。


◆材料の吟味、試し

お預かりしたかばんを、染められそうな素材かどうか、実際に染料で染めてみてチェックします。
染料は、皮革メーカーで製造時に使用されたものは手に入りませんので、染料を絵の具のように調色して、もともとの色にできるだけ近くなるようにがんばります。
青系なのにごく少量だけ赤を入れてみるとか、赤じゃなくてエンジにしてみるとか、複数の色の配合を工夫するのは案外楽しい仕事です。
実際作った色が、素材にのって、乾燥するとまた色が変化してしまったりするので、実に微妙な仕事でもあります。

完成度が低くなりそうな時は、この時点でお客様にお返しし、別のお手入アドバイスや、他の方法などをご案内しています。


















◆染色本番

写真のかばんは、色も素材も大丈夫そうなので、勇気を出して染色を進めました。
染色に使用する道具は、スポンジや刷毛でもいいですが、水分を含みすぎてムラになることもあるので、最近はいらない布に含ませて薄塗りを繰り返す方法も使います。


右の持ち手は染色後です






















◆仕上がり

染色が無事に終わったら、最後に仕上げを行います。主に色落ち防止を目的に、今回は仕上げ剤で全体をコーティングしました。



















◆雑感

染め直しの手染めパターンをご紹介しました。
経験上、染料による手染めの完成度、成功率は、素材に左右されるところが大きいですが、理想に近い色に染められるとうれしいのです。

ご相談は、お気軽にどうぞ。

(石川)

道具のメンテナンス〜製甲ハンマー編〜

こんにちは。
今回は職人が使う道具の話です。

「弘法は筆を選ばない」といいます。書の世界ではそうなのかもしれませんが、革の世界ではなかなかそうはいきません。悪い道具を使うと、単純に製作物の品質が低下し、作業効率もダダ下がりします。
例えば、切れない包丁やカッターで革を切れば、革が伸びて寸法が狂いますし、無理な力を入れると怪我をします。
そんな悲劇を回避するためにも、作業に適切な道具を選ぶこと、そしてその道具がベストコンディションで使えるよう、日々メンテナンスしておくことは必要不可欠であります。

そんなわけで、革を叩く「製甲ハンマー」というとんかちの一種をお手入れしてみましたのでごらん下さい。
ハンマーの打面を、紙やすりで磨いていきます。

 
最初の状態を撮影しませんでしたが、こちら100番のやすりをかけているところです。


 150番がかけ終わったあたりです。


 600番くらいまでかけると、曇りがだんだんとれてきます。


これで800番。鏡面に近づいてきました。


 1000番。表面の微細な傷が残っていますが、かなりピカピカです。
この辺まででも十分実用に耐えうるのですが、せっかくなのでもう少し磨きましょう。


 1500番。さらに光ります。


2000番で終わりにしました。
鏡面に近い仕上がりになっています。


後ろも使うので磨いておきました。


とんかちの打面を、なぜこんな執拗にピカピカさせておくのか。
その第一義は「革を傷つけない」ことです。

この製甲ハンマーと呼ばれるとんかちは、靴を作る工程で革を叩くときに使います。
打面に傷があったり、汚れていたりすれば、当然叩かれた革は傷つき、汚れます。ハンマーの傷や汚れは、お見せしたように磨けば直りますが、革はそう簡単にはいきません。

ハンマーの打面をピカピカにしておくと、汚れが非常につきにくくなります。
打面の微細な傷が少ないということは、そこに入り込んでくる目に見えないような汚れも付きづらい、それに付随する水分も付きづらい、つまりサビにくいということになります。
錆びた打面に気づかずに使ったりしたら悲嘆に暮れますし、加速度的に進行するサビは削って落とすのが面倒で時間を取られます。

ピッカピカにして汚れにくくサビにくい状態にしておけば、しばらくはメンテナンスをする必要がなくなるほどです。
職人の道具として格好いいというのもポイントです。思わず誰かに見せたくなるツルッツルさ。ミシンがけしている時に、打面の鏡で背後の状況をさりげなく確認するという技も使えます。(使いません)

あとは、木の柄を使いやすい丸みにやすったり、長さを好みにしてみたりと色々あります。自分だけの道具を自分で作るのも楽しいものです。


(石川)

以前作った特注鞄です

当店の常連様で、以前お買い上げ頂いた
かばんをご紹介します。
当店のロゴを全面にアレンジしたかばんは
既製品では作った事が無かったので
とてもレアな一品です。
手持ちでもショルダーにもなる
2wayタイプのデザインです。
 とても大切にご使用頂き、作り手としてとても嬉しいです。

当店のスタッフと談笑♫


2018年11月12日月曜日

11月のギャラリー二天

《ギャラリー二天》のお知らせ

【期間】11月20日〜12月15日 

二天一流総本舗上野店の店内にて、手作りアクセサリーブランドgallery LOTTA
期間限定でご紹介致します。
クリスマスプレゼントに最適なアクセサリーを多数ご紹介致しますので
この機会に店頭でご覧ください。
また、期間中二天一流総本舗で靴をお買い上げいただきましたお客様限定で
LOTTAさんとコラボレーションしたシューズクリップをプレゼントいたします。
ぜひこの機会に、ご来店お待ちしております。





【ギャラリー二天作家紹介】
【作家名】 gallery LOTTA  gallery LOTTA 長坂敦子
【種類】   パールとシルクのアクセサリー
【出展日】  7月25日〜7月31日
gallery LOTTA ギャラリーロッタ
もともとオンライン・ギャラリーとして立ち上げたブランドだったため、頭に「ギャラリー」がついています。

【プロフィール】
東北芸術工科大学卒業。
造園コンサルタント(デザイナー)を経て、雑誌や書籍、グッズ、webのデザインからディレクションに携わる。
並行して2006年よりオンライン・ギャラリーとしてgallery LOTTAを立ち上げ。
一時閉鎖後、2010年より、「1本の糸が 色となり 世界となる」をコンセプトに、かぎ針編みのアクセサリーのブランドとして再開。
関東近郊の百貨店催事、クラフトマーケットでの販売を中心に活動してしております。

【アトリエ場所】
かぎ針編みができるスペースがあれば、どこでも。

【作品詳細】
国内で紡がれた極細の絹糸を、レース用のかぎ針を使って一つひとつ、時間をかけて手編みをしております。
絹糸独特の光沢の美しさはもちろん、古来より和装で使われてきたため、特に日本人のお肌の色を引き立てる色合いになっております。



2018年10月8日月曜日

婦人靴 藤

冬支度はお済みですか?
寒さは足下からやってきます。
そこで、冬に履きたくなるブーツをご紹介致します。

【商品名】 藤 
【価格】 税込 54000円
【店頭サイズ】22cm〜25cm
木型から作るフルオーダーも可能です。

いなせなマルシェ

最近の百貨店は、紳士コーナーが面白くない!!と感じているのは 私だけでしょうか? 手作り感のある作品や、男臭いこだわりの逸品等を 見る機会が少なくなってきました。 また、、、、 「メンズのアイテムってシンプルでカッコいいから女性用に作ってほしい」 「最近女性の洋服もメ...