2018年12月7日金曜日

靴アッパーの修理

こんにちは。
今回は靴の修理についてお話しします。

靴、特に革靴は、製法にもよりますが、靴底を交換したり、減った部分を補修することで末長く履き続けることができます。
しかし、靴底はある程度壊れても修理できますが、靴のアッパー(甲革ともいいます。底より上の部分全体を指します)にトラブルがあった場合、修繕が不可能であることも多いのです。

修繕不可の代表格は、亀裂です。




例えばこんな感じの壊れ方です。
歩行による負担の大きい屈曲部のシワは、乾燥したままお手入れしないでいると、やがて亀裂に変わってしまう宿命です。
写真の革のように、表面がピカピカに仕上げられていて、お手入れの養分が入りにくい革も注意が必要です。

この件に限っては、直せません、と言いつつ……



このようになりました。
厳密には直っていないのですが、ご依頼主の強いご希望により、とりあえず履ける状態にしたものです。
元どおりにすることはできないので、なるべく違和感のない革を貼り付ける方法を選びました。やっていることは工作みたいなものなのですが、それなりの見栄えを考えると、これが意外と難しいのです。

少し長くなりそうなので、続きはまた次回!
なんとなくお楽しみに!
(石川)

0 件のコメント:

コメントを投稿

定番 婦人靴

当店の、定番婦人靴をご紹介します。 こちらの商品は、足幅が広い方でもすっきり見せてくれるのが特徴です。 足の甲が開いているので、夏でも涼しく履けるのところが OLさんにオススメです。 りん 凛 価格  35,640円 (税込)